~臭化リチウムの廃棄について~

query_builder 2025/12/25
コラム
image1

臭化リチウムの廃棄、ここがポイントです!

こんにちは。
今日は、空調機器や冷却装置のメンテナンスに関わる皆さんに向けて、臭化リチウム、特に六価クロム含有(もちろんモリブデン酸を含むタイプも)の廃棄処理について、注意していただきたいことをお話しします。

今回、某工場にある吸収式冷凍機の更新工事の際、機器内に封入されている溶液「臭化リチウム」の抜き取り・回収作業、及びその機器の運搬処分までを一貫して行いました。

冷温水機や吸収式冷凍機のメンテナンス中、古くなった臭化リチウムを抜き取って「さぁ、これどうする?」って場面、ありますよね。

でもこの廃液、ただの廃液じゃないんです。

もちろん更新工事の際も配管をただ切っただけでは、ものすごい臭いとともに溶液が周囲に漏洩しますので、誰でもまずい液体だなと感じるはずです。

そこで、臭化リチウムの(吸収式冷凍機)の廃棄の際の注意点をポイントを押さえて解説します。

まず、六価クロム含有かモリブデン酸ですか?と我々はお尋ねしますので、ご確認いただきたいです。

この廃液、もちろん産業廃棄物です!
更にpHなどにもよりますが、臭化リチウムは、特別管理産業廃棄物に該当することが一般的です。
さらに特定有害産業廃棄物に分類されることもあります。
つまり、「普通ゴミと一緒には出せないし、下水にも流しちゃダメ!」ということです。
ここで関連してくる法律がいくつかあります:

廃棄物処理法(廃掃法):
 → 処理委託するときは、必ずマニフェスト(産業廃棄物管理票)を使う必要があります。もちろん事前に処理委託契約を締結することも必要です。

水質汚濁防止法:
 → 排水に含まれるモリブデン、六価クロムが基準を超えると、罰則対象になります。なので、下水に流すのは絶対NG。

土壌汚染対策法:
 → 漏えいや保管ミスで地面にしみ出したら、調査・対策の義務が出てきます。
  保管場所にも要注意です。

廃棄する前に、まずは確認を
モリブデンや六角クロムの濃度によっては、「特定有害」に当たらない場合もあります。まず分析してもらうことが大事です。

廃液の成分分析を業者に依頼して、どの区分に当たるかハッキリさせてから、処理委託に進みましょう。
→簡単な方法としてはメンテナンスを請け負っていた業者さんに詳細を確認する。もしくはSDSをもらうというのが一番簡単です。

分析しなくてはいけない場合というのは、メンテナンス業者もいなくて放置していた機械で、かなり古くから使われていなくて資料が無いなどの時です。


処理は、ちゃんとした許可業者に!
臭化リチウムを処理できるのは、許可を持った処理業者だけです。

「安いから」と無許可業者に頼むと、排出事業者であるご自身も責任を問われることになります。
ここは手間を惜しまず、都道府県の許可を確認して、信頼できる業者に依頼しましょう。

保管時も油断禁物!
回収までの一時保管も、ちゃんとルールを守ってくださいね。

漏れがないように密閉容器に入れる

雨水が入らないように屋根付きの場所に保管する

容器には「産業廃棄物」の表示と、内容物(臭化リチウム)の明記を
し、外部にも同様の表示をすると良いと思います。


最後に
臭化リチウムは廃棄の際に“特別な扱い”が必要です。

処理方法を間違えると、法律違反だけでなく、環境への悪影響や事故につながるリスクもあります。

「わからないな」と思ったら、まずは処理業者や専門家に相談すること。
安全・確実に処理するために、空調工事のプロの皆さんにも、ぜひこの知識を持っておいてほしいと思います。

長くなりましたが、
弊社廃液の抜き取りから、産廃処理など一貫して手配可能です。
また、
他のさまざまな廃液の回収及び処理、大型機器の運搬処分までを適正に対応しております。
撤去、更新などのご予定がありましたら、ご相談ください。

image15
前へ 次へ

NEW

  • Gマーク制度(安全性優良事業所認定制度)を取得しました!

    query_builder 2026/01/09
  • 特定工作物における石綿事前調査体制の変更について

    query_builder 2025/12/29
  • ~臭化リチウムの廃棄について~

    query_builder 2025/12/25
  • 大規模冷凍設備の産廃処分

    query_builder 2025/12/22
  • エレベーターピットほか排水作業    

    query_builder 2025/12/15

CATEGORY

ARCHIVE